

a-ha
a-haというバンドをご存知でしょうか。40代以上の方はもちろん、若い方も絶対耳にしたことがある大ヒット曲 Take On Me(最近も「ボンブルビー」や「La La Land」といった映画に使われていました)を生んだ3人組です。
彼らは北欧ノルウェーの出身なのですが、80年代当時のノルウェーでは、外国で成功しようという考えをする人はほとんどいなかったそうです。
バンド初のテレビ出演(ヒットする前)を撮影したカメラマンに話を聞いたことがありますが、彼女も「この子たち、世界で売れるなんて、馬鹿みたいな夢を持っているなぁ」と苦笑したと言っていました。
そんな内向的な人たちの国から飛び出し、全米・全英でNo.1ヒットも出し、南米で動員記録のギネス記録も打ち立てた彼らは、母国の少年・少女たちに大きな夢を与えたヒーローです。KYGOやシグリットなど昨今の世界の音楽シーンでノルウェー出身者が活躍しているのは彼らの影響が大きいのです。日本で例えれば紫綬褒章に当たるような勲章も受勲しています。
a-haのメインのソングライターであるポールは、旅する心の持ち主です。いつもノートを抱えて、遙か遠くを見つめ、思いつく言葉を書き留めたり、スケッチをしています。世界中のあちこちの場所で。
デビュー・アルバムに収録されている、Living a Boy’s Adventure Taleは、ファンの「心の唄」のひとつになっています。
「少年冒険譚を生きている」
素敵なタイトルではありませんか?
他にも、East of The Sun, West of The Moon,、(Seemingly) Nonstop July、Minor Earth Major Sky、Scoundrel Days…と、くすぐられるタイトルの楽曲がたっぷりです。
あの有名なTake On Meはa-haのほんの一面で、実はビートルズやクイーンやレッド・ツェッペリンのように多様な音楽性を持った骨太のロック・バンドなので、海外では男性ファンの支持が高いのです。U2やColdplayもa-haへのリスペクトを明らかにしています。カヴァーもしていたりします。
日本では昔のポップ・アイドルだと誤解されていて残念です。顔がいいと損もします。音楽好きな方には、偏見を捨てて聴いていただきたいなと思っています。
私は、a-haのライヴを観るために、ロンドンと、それまで行ったことのないドイツとノルウェーに行ったことがあります。そこには、やはり、他の国から旅してきたファンたちがいて、それぞれの国の話をしたり、旅の話をしたりの交流があります。みんな、それぞれの「冒険譚」を生きています。
この、私のトラベラーズ・ノートのチャームにつけたボタンは、a-haが2015年に再結成してノーベル平和賞記念コンサートに出演した際、最後にKYGOとの共演で演奏した Take On Meの時に降って来た 金テープ を細かく切ってレジンで固めて作ったものです。
このコンサートに出演すること、トリを飾ることは、ノルウェーでは、紅白歌合戦のトリを飾るような、国民的スターの証です。
ノーベル平和賞記念コンサート の公式動画>>
もちろん、私がその場で拾ったわけではなく、何人かの手を渡って届いたものです。私の、「a-haと共に歩んだ冒険譚」で手に入れた宝物のひとつです。
今度の冒険は、是非、「日本で」にしたく、友人と署名運動を始めています。
彼らはこの秋から来年の冬まで、ワールドツアーを行うことになっていて、すでにソールドアウトになっている場所も多いのです。
2010年のサマーソニック以来、来日していないのは、日本の音楽ファンに届いていないのだと思っています。
良かったら、ご協力いただけると嬉しいです。
そして、3人の冒険譚に参加してくれる人が増えると、もっと嬉しい。
彼らの生き方も含め、とてもとても味わい深いので。
(a-haからは1円ももらっていませんよ・笑)
a-haの『Hunting High And Low』世界ツアーを日本でも開催して下さい>>