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中国・麗江の旅

中国・麗江の旅

2019/03:STORY
Sally

中国・麗江の旅

2018年の夏。
トラベラーズノートと一緒に、初めての中国一人旅へ行ってきた。
行き先は直行便が無い、雲南省・麗江という山間の古い町。
世界遺産だけどあまり知られていない、まだ人の手垢が付いていない場所を探したら真っ先にここへ行ってみたいと思った。


【 飛行機は中国南方航空 】


成都で航空会社が提供してくれるトランジットホテルを利用して一泊。
中国の航空会社は今やどこも、乗継までにある一定の時間を超えると無料でホテルを用意をしてくれる。
空港はとてもキレイだし、中国の発展を実感した瞬間でもあった。
その翌日の夕方、ようやく麗江古城へ到着した。


【 夜になるとキョンシー様がお通りになりそうな、古い中国の街並み 】


豊かな水に囲まれた環境と石畳の風景から、東洋のベニス とも称される麗江古城の夜は、あまりにも妖艶で美しく狐につままれたような気分であった。


【 麗江古城の夜景 】


ひとり旅をするといつも感じることがある。
それは、テレビや新聞で聞く印象とその国を実際訪れた時の違和感だ。
この麺はトラベラーズノートを使って筆談しながらようやく注文したもので私のノートの中には「ビールいくら?」という中国語も書かれていたりする。


【 到着初日の夜に食べた麺とビールとトラベラーズノート 】


古い壁画を見たくて、運賃も知らず勢いで飛び乗ったバスでは小銭が無くて困っていたら、おじさんがバス代の1元を払ってくれた。
このおじさんとも目的地に着くまでトラベラーズノートで筆談をした。


【 トラベラーズノートを使って筆談 】


一部の少数民族にも会うことが出来たし、宿のお姉さんは麗江珈琲豆を仕入れ値のまま譲ってくれた。
山の中の食堂では、言葉の通じない私に、おもむろにスマホを差し出す女の子がいて画面を覗くとそこには日本語に翻訳された文字で「麗江で良い旅をしてほしい」と書かれていた。少しだけ涙がこぼれた。
果たして自分は、日本を旅する外国人にそんな言葉をかけてあげることができるだろうか?


【 雲南省では多数の少数民族が暮らしている 】


たった一週間の旅とは思えないほど、たくさんの人達と出会い、たくさんの親切を貰った。
帰国前日、高台からの虹を眺めながら、またこの地に戻って来る日があるだろうか。
そんなことを考えていた。


【 麗江古城に虹が架かる 】


旅の思い出がたくさん詰まった私のトラベラーズノートは、世界で一つだけの特別な存在だ。


【 ノートの中身を新聞風のPhotograph Timesにしてみた 】


搭乗券や入国カード、チケットなどもトラベラーズノートに貼ると思い出や感動もひとしお。


【 余白には機内食のイラストを描いた 】


到着は成田第一ターミナル。
中国旅行記のリフィル表紙に「CHAINA」のスタンプを押して、次の旅用に緑色のリフィルを購入した。
旅の締めくくりがエアポート店とは、実にトラベラーズノートユーザーらしくて良いと思う。
次はどこへ旅立とう。
エアポート店の国別スタンプを眺めながら、早速次の旅に想いを馳せるのであった。


【 旅の最後はトラベラーズファクトリーエアポート店にて 】