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Dear Traveler's Factory Staff

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2017/11:STORY
TADS


私とトラベラーズノートとの出会いは、2014年。ニュージーランドのオークランドで仕事をしていた時だ。当時、付き合っていた彼からの初めてのプレゼントが、彼が愛用していたトラベラーズノートだった。
彼と私は、大学時代の友人で、社会人になり、地元を離れてからはずっと連絡をとっていなかった。
私がオーストラリアのシドニーで仕事を始めた頃、Facebookを通して、地元を離れて以来、初めて彼から連絡がきた。
当時、慣れない環境や言葉に戸惑いながらも、必死で努力をしていた時期。彼から連絡がきても余裕がなく、数回のやり取りだけで連絡を途絶えさせてしまった。
その数年後、ニュージーランドに異動になり、新しくFacebookを作りなおし、彼に再び友達申請をしたことから、彼とのストーリーが始まった。
早速彼から連絡があり、その数週間後、私のもとに届いたのは、一冊のノートだった。その中には、彼の、大学を卒業してからのストーリーが、写真とともに記されていた。そして、「交換日記をしよう」と。このデジタルの時代に、いつでもFacebookでやり取りができる時代に、しかも東京とニュージーランド間で。思わず笑ってしまった。でも面白い。私も昔から手帳に写真を貼り付けたり、日記をつけたりするのは好きだ。当時も、シドニーで見つけた日本のメーカーのノートに一目惚れし、日々の出来事を写真とともに貼り付けていた。
早速、Facebookで、「いいよ」と返事をし、大学卒業後の自分の写真やどういう人生を歩んできたのかを記した。手帳を送ってから、約10日後、やっと彼の手元に手帳が届いた。彼は、相当ドキドキしながらこの時を待った、という。その後、数回やり取りが続く。やり取りをする度に、お互いの写真が増え、どんどんノートは重くなっていく。送料は増えていき、届くまでに数日はかかる。相変わらず東京とニュージーランドの距離は遠いが、ノートを通して、2人の距離は縮まっていった。そのうち、彼からの告白で付き合うことになり、地元を離れてから8年間、一度も会うことなく、お付き合いがスタートした。そんな彼からの初めてのプレゼントが、トラベラーズノートだった。手にしたとたん、文房具好きな私は興奮した。かっこいい。スケジュール帳の最後のページに彼からのメッセージがしたためてあった。彼からの愛のメッセージだった。
それから数ヶ月後、彼がニュージーランドにプロポーズに来てくれた。もちろん返事は「yes」。約8年半後に再会した彼の言葉が、「Will you marry me?」だったのだ。彼の帰国後、仕事の都合もあり、数ヶ月仕事を続けたのちに、私も帰国した。その間、トラベラーズノートを見る度に、どんなに離れていても、一緒なんだと思えた。
その彼とは2015年に結婚式を挙げ、夫婦となった。そして念願だった中目黒のトラベラーズファクトリーに夫婦で訪れた。その時に初めて気づいた。驚いた。私がシドニーで一目惚れし、ずっと使っていたのは、ミドリのリングノート.....どおりで2人とも好みが似ている。
現在も仲がいい私たち。トラベラーズファクトリー東京ステーションにも一緒に行き、主人は仕事や勉強に、私は仕事や趣味に、トラベラーズノートを愛用している毎日です。主人からもらったトラベラーズノートは、段々と表面がつるつるになり、現在も大活躍。結婚後は、キャメル、オリーブも仲間に加わり、先日は10周年記念の茶色のトラベラーズノートも当選。(ありがとうございます)
これからも私達の成長とともに、トラベラーズノートも変化していくと思います。
これからも末永く、宜しくお願いします!

Lots of love,
TADS