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『グレートオーシャンロード走破!』

『グレートオーシャンロード走破!』

2016/04:STORY
HIRO


2015.3.21~24と言えば、ちょうど1年くらい前になる。
ボクは娘と二人、成田空港にいた。

行き先はオーストラリア メルボルン。

そこで「世界一美しい海岸道路」

と言われているグレートオーシャンロードを走破するためだ。

タラマリン空港はだだっ広い空港だったが、わかりやすい空港で不安はなかった。
不安な事と言えば、交通ルールもわからない異国の地を娘を乗せて、
自分が目指す目的地に無事たどり着けるかどうか?だけだった。

訳がわからないまま、空港からタクシーでHertzへ。
そこで、SUVに乗り込みスタート!

先ずはM1(通称:プリンセスハ イウェイ)を目指す。
メルボルン市内は(トラム)と呼ばれる路面電車が走っていて、交通ルールも
このトラム優先。日本と同じ右ハンドル左側通行なので、そこは心配ないし
(ラウンドアバウト)と呼ばれるロータリー式の交差点も便利。
ただ、(フックターン)という二段階右折はさっぱりわからず...

M1に出たらあとは1本道。

M1に出るまでと帰ってきてメルボルン市内に入る時、入った後がとにかくわからなかった。
日本からガーミンとオーストラリア地図を持参したおかげで何とかなった。

グレートオーシャンロードは、とにかく気持ちがいい!
ロングアンドワインディングロードなのだが、それぞれ途 中にある街に全部立ち寄りたくなる。

宿泊地ポートキャンベルの手前には
(ギブソンステップ)という場所があり、砂浜に降りることが出来る。
そこから5分程度で、有名な
(十二人の使徒):十二使徒とも。
に着く。
息を飲む絶景、波飛沫、そしてここから先の大陸は南極大陸しかない。
とてつもない年月をかけて波や風が作りだした絶景は
人間が造り出せない景色だった。
その迫力と大きさと、全てに圧倒される。
その他にも素晴らしい奇岩群がたくさんある。

次の日にワーナンプールまで走って、完全走破となった。

言葉はない、達成感、充実感、そんな思いだけが自分の中にあっ た。
(グレートオーシャンロードをセルフドライブで完全走破する)
それは自分に課したミッションであり、そして娘を連れて行く、という約束と共に叶えることが出来た。


旅の数日前にやっと入手したトラベラーズノート ブルーエディションの初旅がグレートオーシャンロードだった。
エアポート店に寄り、スタンプを押してから出発した。
インド洋の青さとは違うブルーのノート。
インド洋にかざしてみた。

次に来るときもまた連れてくる。

この旅の思い出に自分で写真集を作った。
簡易製本ではなく、ちゃんとした(?)写真集にした。
面白い事も驚くことも、大変な事 も沢山あった旅だった。

これでやっと今回の旅は終わった気がする。