

なつかしい、あたらしい、うれしい。
2012/07:STORY
KTR
1年前まで、毎日の様に通っていたとある街。
ある日をさかいにまったく行かなくなった。
それから1年の間、1度も行かなかった。行けなかった。
でもまたその街に行ける様になった。
懐しい道を歩いていると、1年前にはなかった新しいお店ができていた。
通りがかったのは夜遅く。
次の日に通りがかった時にはまだオープン前だった。
看板には「TRAVELER'S FACTORY」と書いてある。
そしてまた次の日に行ってみるとどうやら文房具屋さんのようだった。
その日からそのお店の事が頭から離れない数日間。
誕生日が近かった僕は自分への誕生日プレゼントを買う事にした。
そして、最初のカスタマイズはラッピングに付いていた革のタグ。
その後もこのお店には数回行った。
これからも毎日の様に通りがかる事になるのかな、
1年前に通っていた頃の様に。