

出会いとは不思議なもので....
出会いとは不思議なものである。
静かにやってくるものもあれば、見た瞬間に頭を叩かれかれたような衝撃的な出会いもある(ボクはこういう出会いは今のところないが)
出会っているのに全然気づかなかったり。
「人」ばかりではなく、「モノ」との出会いもそういうことが多々ある。
ボクは結構、シンプルなものとの出会いが多い。
「Simple」を辞書で引くと.....
簡単な,単純な,扱いやすい,使いやすい、とか、簡潔な、飾り気のない....etc
いろいろ出てくる。
ボクはこの「simple」が好きなのだが、
1.自分からそういうものを求めることもあれば、
2.それしか選択肢がない場合もあれば、
3.自分が気に入ったモノがたまたまそういうものだったりする。
考えてみると、上記三つの理由が多い。
そしてそれらは突然、ボクの目の前に現れ
(どうだ、シンプルでいいだろ?)
と言っているように感じる。それからずっと頭から離れなくなり、結果として手に入れる。
しかしボク自身、初めのうちは全く手に入れる意思がないことも多い。
どちらかと言うと多機能や、新しいモノに飛びつきたい性質だ。最新モノとシンプルもの。この両極端な志向でもわかるようにボク自身も「極端」である。
その「極端」なボクの周りにあるものは完全に「良いタイミングでの出会い」の結果、手に入れたモノ達なのである。
しかし、それを「良いタイミング」かどうかは本人にしかわからない。
興味がなければ「出会い」はなく、ただ目の前を通り過ぎるだけだ。
数年前のある日、車のエンジンが壊れ不動となった。維持費も高い車だったので(乗り続けるのは無理だ)と思っていた頃、ディーラーから電話が。
「今回で正規輸入が終わるので、今なら引きます。今お乗りの車も同じメーカーなので、下取りも勉強します...」
とにかくディーラーへ行くと、その車が
(おいおい、もう日本にゃ来ないぜ)
と(言っているようにボクには見えた)
あれこれ計算していくうちに、資金繰りも何とかなりそうだと言うことでその場で決定。
他に選択肢がなかったと言うのが一番の理由なのだが。。。
(後で知ったのだが、黒は最後の一台だったそうだ)
あれから10年近く経つが故障という故障がほとんどない。
ディフェンダーという名の、実にシンプルな車だ。とても気に入っている。
今ではとても買えない値段になってしまったが、ディーラーの担当の話だと
「今、中古で出ても3日と持ちません。すぐに売れちゃいます」
との事。
そう考えると、あれはすごく良いタイミングであり、出会いだった。
それから数年、万年筆使ってみようかな?
と思い、いろいろ探すうち「トラベラーズノート」にたどり着いた。
万年筆を相棒に使っている人が結構いたからだろう。
万年筆探しは何処かへ行ってしまい、いつしか興味はトラベラーズノートへ。
気になったので休日に文具屋に行くことにした。
そこには「見本」のトラベラーズノートがあり、意味もなくゴム紐を外しては中のノートを眺め、またゴム紐を止めて....を30分くらい繰り返す。傍から見れば(かなり怪しい人)だったと思うが、頭の中ではどんなことを書こうかと考えていたのである。
そして何となく書くモノが見えてきた時に、感極まった(?)ボクは1冊のトラベラーズノートといくつかのリフィルを持ってレジの前に立っていたのである。
そう、シンプルなものは「出会い」そのものもシンプルなのだ。
それを「出会い」にするために、常に自分でアンテナを張っておく。
シンプルなものは潔く、美しく、いつまでも飽きないし、ワクワクさせてくれる。
そして辞書の意味にもあるように「使いやすい」
シンプルの美しさに気付くのにだいぶ時間がかかってしまった。
これからの人生で「どんなシンプル」が待っているのだろう?と考えると、とても楽しみだ。
「出会いは小さいが、自分にとってはすごく大きな出会い」
こういう「出会い」をこれからも楽しもう。
縁があるからこそ出会う(出会った)人達、偶然に手に入れたモノたち。
そしてボク自身、「シンプルに生きたい」そう思う。
その「シンプル」だけは、まだまだ時間がかかりそうだけれど。
今こうしてそんな事を、買ったばかりのパソコンで書いている。
.... 出会いとは不思議なものである。